2011年05月16日

03.スポーツ

貴志4年ぶりV9 和歌山市スポ少軟式野球

4年ぶりの優勝を飾った貴志ナインと保護者

4年ぶりの優勝を飾った貴志ナインと保護者

第43回和歌山市スポーツ少年団軟式野球大会の決勝が15日、 市民球場で行われ、 前回準優勝の雪辱に燃える貴志が7―5で新南大新ファミリーズを破り、 4年ぶり9回目の優勝、 春季大会と合わせ2冠を達成した。 貴志は2回に3点を先制すると長短11安打の猛打と中川、 樋尻の継投で新南大新の反撃を抑え、 6回時間切れでゲームセット。 両チームは6月11、 12日に日高地方で開かれる県スポ少大会に市代表として出場する。

◇決勝
貴 志
0302027
0012025
新南大新
(時間切れ)

同日は4強が激突、 決勝に先立ち行われた準決勝では、 第1試合で新南大新が岩前の本塁打を含む長打攻勢で西和佐を5―4の逆転で下した。 第2試合は1点先制した貴志は最終回、 三田に無死満塁と攻められたが、 エース樋尻を軸とする内外野の守りは堅く完封で切り抜けた。

接戦を勝ち抜いた両チームの決勝は、 貴志が2回、 先頭打者の稲垣が左前打に続き2盗3盗を決め、 湯川の遊ゴロの間に生還した。 なおも内野安打、 2盗の中川が、 樋尻の左越え2塁打で一気に本塁を突き1点、 相手の失策を見逃さず3塁に進んだ樋尻が、 石井のスクイズでかえり3点目を挙げ、 積極的な走塁が鮮やかな先取点となった。

貴志は4回にも2死1、 3塁から石井、 宮本の連続適時打で2点、 6回には1死1、 2塁から宮本の右ゴロの間に1点、 奥の左中間を破る2塁打でさらに1点を加えた。

貴志の先発マウンドを任された中川は力強いフォームで、 4回までに新南大新打線から5三振を奪ったが、 3回に1点、 4回には死球から長短2安打を許し2点を失った。 5回から救援した樋尻は、 この回3者凡退としたが、 6回いきなり5四死球の乱調。 無安打で2点を与え、 1死満塁となったが、 ここから落ち着いたマウンドさばきで次打者を三振、 捕飛に打ち取り2点差を死守。 優勝旗を手にした。

貴志の西田監督は 「連戦を選手たちはよく戦った。 県大会もとにかく頑張る」 とし、 中川主将は 「決勝は少しみんなの声が出ていなかった。 反省し県大会では優勝を目指し全力を尽くす」 と意欲を見せた。 両チームナイン、 準決勝の結果は次の通り。

《貴志》監督=西田嘉平▽コーチ=鈴木明夫、 西林昭二▽主将=中川虎大▽選手=樋尻航輝、 稲垣朋弥、 石井悠斗、 竹田光希、 湯川祥吾、 奥颯人、 宮本優衣哉、 甘木海真、 栗本裕矢、 笠原健人、 高橋龍生

《新南大新ファミリーズ》監督=浜田瑞則▽コーチ=中島由樹、 川上泰延▽主将=岩前智也▽選手=野浦大輝、 出口海聖、 津熊伊織、 冨高翼、 高見亮輔、 田中勇也、 梶本和行、 田伏悠人、 有田鈴、 川邉浩生、 横井祥、 大﨑英士、 岩田陸久、 原尻拓実、 野口拓己、 冨高蓮

◇準決勝
新南大新
01103005
30000104
西和佐

三 田
00000000
010000×1
貴 志





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


03.スポーツ - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif