2011年05月16日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

大量のホタルに期待 紀の川市江川中地区

大量のホタルに期待 紀の川市江川中地区

豊富なカワニナに一安心の森下会長

6月10日に紀の川市で開かれる 「2011ホタルサミット」 (同実行委主催) が近付く中、 ホタル鑑賞会のポイントに指定されている同市江川中の重谷川でホタルのえさになるカワニナが豊富に発生し、 大量のホタルが飛ぶと期待されている。 地元住民によると、 ことしも10日ごろから2週間程度楽しめそうだという。

鑑賞ポイントは紀の川から上流約1キロ。 同地域ではホタルが大量発生した平成5年ごろ、 地元住民らでつくる 「江川中ホタルを守る会」 (森下博文代表、 会員28人) が発足。 清掃活動などで川を守ってきた。 会員らは毎年ホタルが飛ぶ時期になると、 車のライトを遮断する幕を川岸に設置し、 鑑賞に訪れる人たちの交通整理もボランティアで行っている。 森下会長は 「ホタルサミットで紀の川市の良さを広くアピールするきっかけになれば」 と話している。

カワニナは巻き貝の一種。 石に付いたコケなどを食べる。 森下さんによると、 汚い川ではコケが少ないためカワニナが生息できないという。 カワニナは1平方メートルあたり1匹いれば多いとされ、 ことしは十分な量のカワニナが確認できた。

サミットは午前8時20分から、 同市粉河の粉河ふるさとセンターで開かれ、 「日本一のホタルの里」 を目指す6市町の首長らが参加。 パネルディスカッションや、 元那賀町教育長の池田章さんの記念講演 「華岡青洲とその生涯」 などが予定されている。





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