2011年05月21日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

阪和道・海南有田間 上りも2車線に

2車線になった大阪方面(上り線) - 阪和道・海南有田間 上りも2車線に

2車線になった大阪方面(上り線)

NEXCO西日本(西日本高速道路(株))関西支社(大阪府茨木市、芝村善治支社長)で進めていた阪和自動車道(海南~有田IC間)の上り線(大阪方面行き)が1車線から2車線へ拡張され、4車線化が実現した。22日には田辺市で開かれる「植樹祭」が控えており、慢性的に発生していた渋滞の解消などに期待が寄せられている。

同区間(9・8キロ)の一日当たりの交通量は、約2万8000台(平成21年度実績)、平日の朝夕や休日に交通が集中するため、渋滞は1年に約600回(同年実績)発生するという。うち上り線では約450回に上り、早期完成を望む利用者の声が多かった。

特に長峰トンネルでは行楽シーズン最終日などに慢性的な渋滞が発生。原因はさまざまだが、緩やかな上り坂になっていることやトンネル数なども影響しているとされる。

白浜方面は、昨年7月から2車線での運用を開始。大阪方面の2車線化は当初、夏ごろの完成を予定していたが、昼夜連続で工事を実施し、工期の短縮を図った。

下津ICでは、制限速度の向上(60キロから80キロへ)に伴い、合流車線を延長させるため、藤白トンネル履工を約25メートル取り壊して、加速車線をこれまでの約130メートルから約210メートルに延長した。21日は早朝から報道向けに完成現場の見学会が行われた。

同社和歌山事業所は「お客さんの声もあって早期完成を目指してきた。4車線化によって渋滞解消を図るとともに、観光ルートの役割も高いため、京阪神の都市圏と連携強化していきたい」としている。





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