2011年05月22日

00.社会

市内各地の子育てサークルが連携

子どもたちと遊ぶ林代表㊨ - 市内各地の子育てサークルが連携

子どもたちと遊ぶ林代表右

和歌山市内の各地域で子育てサークルを主宰しているリーダーらが集まり、子育てサークルのネットワーク「NPOわかやま子育てサークル本部 サン・マザー」(林明子代表)を結成した。それまで個々に活動していた各サークルが連携し交流を深めていくことで、より良い子育て環境を目指している。

林代表(37)が昨年11月、海南市で開かれた子育て支援などについて話し合う交流会に参加したことがきっかけ。未就園児を持つ母親のサークル、障害児を持つ母親のサークル、シングルマザーのサークルなど、各種サークルのリーダーが集まってことし1月に結成し、3月にはホームページも立ち上げた。「太陽のように強く明るいお母さん」をキャッチフレーズに、現在メンバーは44人。リーダーとしての負担を支え合いながら、各サークルの特徴を生かして協力し合っている。

林代表は木ノ本地区で子育てサークル「きのこっこ」を主宰。同サークル内には、体操や小物作りなど、母親の資格や特技を生かした活動を行う「母親クラブ」があるが、サン・マザー結成後にはほかのサークルにも同クラブが作られ、同じ趣味を持った母親同士の交流の輪が広がっている。

今月「きのこっこ」が木本地区会館で開いたサークルには、ゼロ歳から3歳までの幼児とその母親ら約60人が参加し、手遊び歌や同クラブの健康体操で体を動かした。同地区で子育てをしている田又真由美さん(33)は「子どもだけでなく自分も好きなことができるので、親子で楽しんでいる」とにっこり。林代表は「子育てを楽しみながら母親たちに輝いてもらいたいのが一番。親子だけの交流だけでなく、地域交流へと広げ、身近に支援できる環境をつくっていきたい」と話している。





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