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2011年05月24日

00.社会

温かい支援続けて50年 寒川・戸田奨学会

杉本理事長㊨に県教委から感謝状が贈られた - 温かい支援続けて50年 寒川・戸田奨学会

杉本理事長右に県教委から感謝状が贈られた

和歌山市の故・松本眞一さん(1892~1977)が私財を投じて設立した「寒川・戸田奨学会」(杉本嘉壽雄理事長)の創立50周年記念式典が22日、同市のホテルアバローム紀の国で行われた。眞一さんの長男・健さん(82)=奈良市=や奨学生、10年前から同会を支援している和歌山南ライオンズクラブ、県、市の来賓ら50人が集い、日本一小さい奨学会日本一心のこもった奨学会といわれる同会のさらなる発展を祈った。

松本さんは新聞配達などをしながら苦学して東京帝国大学に進み、県議や衆院議員、県公安委員長、日本建業(株)代表取締役などを務めた人。自身が学生時代に寒川清さんと戸田実さんから奨学金を受けたことから、「温情に報いたい」と質素な暮らしを続け、昭和36年に全財産を投じて2人の名を冠した同財団を設立した。

また、母親の苦労で育ったからと、奨学金貸与対象者を県内中学校の推薦を受けた向学心のある母子家庭の子ども(施設で育った人も)とした。貸与は高校在学中で、同会役員が毎年学校を訪問して激励。これまでの奨学生は201人になる。

式典では、県教育委員会から同奨学会に、県の教育振興に多大な貢献をしたとして感謝状が贈られた。また同奨学会から和歌山南ライオンズクラブに感謝状が手渡され、同クラブの山西陽裕会長(63)は「崇高な事業にあらためて敬意を表したい」と語った。

その後、奨学生を代表して紀央館高校1年の上杉陽幸君が、「親とお世話になった方に恩返しをしたい。将来立派な社会人になるよう努力します」と堂々とあいさつ。杉本理事長(82)は、「皆さまのご厚情、ご支援に厚く御礼申し上げます。この50年は節目です。これからも奨学生には社会に有用な人材として巣立っていってほしい」と話している。





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