2011年05月25日

00.社会

城北小・公園に設置 伏虎地区の小中統合

城北小・公園に設置 伏虎地区の小中統合

小中一貫校の設置が予定されている城北小学校と城北公園

和歌山市立本町、 城北、 雄湊の3小学校と伏虎中学校を統合して小中一貫校(9年制)を設置するための 「伏虎中学校区学校適正規模化推進協議会」 (小島渉会長)の第2回会議が24日、 市役所大会議室で開かれ、 新学校を城北小学校と城北公園の敷地内に設置することを決めた。 開校時期は市教委が平成28年4月を提案した。

設置場所は、 文部科学省が定める基準面積を満たしている上、 市立学校適正規模適正配置調査検討委員会答申に基づき、 同校区の中心に位置する同小学校(建物敷地と運動場1万556平方メートル)と同公園(1万2589平方メートル)に設定。 しかし、 同公園地下駐車場は現在も営業中で、 委員からは 「運動場にあのまま出入り口を残すのはよくない。 (営業を)中止してもらうことは可能か」 と質問があり、 教育総務課は 「中止については担当部局と協議しているが決定は出ていない。 出入り口については変更することを協議している」 と回答した。

今後、 平成25年度までに基本・実施設計を行い、 同26年度から2年間を工事期間に設定。 同28年度の開校を予定している。 ただ、 同小学校敷地内は、 鷺ノ森遺跡の遺構があり、 発掘調査が必要になるため、 着工が遅れることがあるという。 カリキュラムについては、 従来の6・3年制ではなく、 前期(小学1~4年)▽中期(同5~6年、中学1年)▽後期(中学2~3年)に分け、 前期は学級担任制、 中期は一部教科担任制、 後期は教科担任制を取り入れることなども考えられている。 開校時の児童・生徒数の推計は、 小学生478人(学級数17)、中学生175人(学級数6)。

同協議会は、 保護者や学校長、 自治会会長、 教育委員会のメンバー約30人で構成。 7、 8月に学校設備やカリキュラムなど具体的な内容について検討。 9月にいったん協議をまとめて計画案などを作成する。 小島会長は 「なるべく早い開校を目指したい。 誰もが通いたいと思える、 夢のある学校をつくりたい」 と話していた。





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