2011年05月26日

00.社会

羽衣国際大学が「わかやまサテライト」開設

羽衣国際大学が「わかやまサテライト」開設

テープカットする関係者

県出身の学生の地元での就職を支援しようと、 羽衣国際大学(堺市西区)は25日、 和歌山市美園町のけやきONEビルに 「わかやまサテライト」 を開設した。 来年創立10周年を迎える同大学は、 学生の2割が県出身者。 市内中心部で大学の情報を発信することで、 さらなる志望者拡大も目指す。

同大学は、 大正12年に羽衣高等女学校として開校。 平成14年に現在の羽衣国際大学(男女共学)となった。 南海本線沿線にある唯一の私立大学で、 現在約1100人が在籍している。

サテライトは、 同ビル3階の一室で広さ約60平方メートル。 同大学で務めていたスタッフ2人とアルバイト1人が常駐し、 月曜から金曜の午後1時から5時まで開く。 同大学の学生向けに、 主に県内企業の求職情報の発信▽履歴書記入や面接のアドバイス▽県内の各企業でのインターンシップなど、 地元志向の人材養成を行う。 同大学の入試説明会や入試なども行い、 県内の同大学生や志望者にとっても便利になる。 また秋ごろから、 県内企業や地元住民に向けて、 同大学の教授が講師を務める経営戦略や生涯学習などの講座を開いていく。

この日、 同ビルで開所式が行われ、 大橋建一市長や県内の教育関係者、 大学関係者ら約70人が出席。 華々しくテープカットが行われ、 同大学の岸本幸臣学長(71)は 「情熱のあるスタッフがそろっているし、 地域に還元できる人材を育てていきたい」 とあいさつした。

同大学の前身、 羽衣学園短期大学を卒業し、 サテライトの初代所長となった同市出身の原栄子さん(60)は 「県内の学生も 『便利になる』 と好意的です。 与えられた使命として責任を感じていますが、 より和歌山と羽衣のきずなを強くしたい」 と話していた。

同大学は(株)オークワや(株)紀陽銀行、 (株)近鉄百貨店和歌山店などの企業のほか、 医療、 社会福祉関係など幅広い県内への就職実績がある。





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