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細部にまでこだわった力作が並んでいる |
「第5回吉田圭子ビスクドール和歌山教室展」が和歌山市野崎の緑風舎で始まった。
6日まで。「私のお針箱」をテーマに、吉田さん(63)と生徒9人が約100点を出品。ビスクドールとは、19世紀にヨーロッパで流行した人形で、大小さまざまな愛らしい顔立ちの人形のほか、ファッションドールをモチーフにしたクラフト作品も並んでいる。
教室の生徒によると、ビスクドールの魅力は石こうから焼き上げて絵付けし、さまざまな装飾を施して仕上げる過程の楽しさという。華やかなドレスや帽子は、約100年前のデザインで、アンティークレースやリメークの古布を使って制作。人形に持たせたバッグや小物など細部に至るまで、ほぼすべてが手作りで、惜しみなく時間と手間を費やして仕上げられている。
中には、娘の結婚式にウエルカムドールとして会場に並んだというウエディングドレスとタキシード姿の人形も。和室には、着物をリメークした市松やひな人形など、和の人形もあり、吉田さんは「時を超えて、19世紀の人形たちが来場をお待ちしています」と呼び掛けている。
午前10時から午後6時(最終日は5時)。アートフラワーやヴィクトリアン小物などのワークショップもある (別途料金必要)。 問い合わせは緑風舎 (TEL073・455・2313)。
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