2011年06月06日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南から2巡目の県政報告会スタート

海南から2巡目の県政報告会

仁坂知事に要望する市民ら

仁坂吉伸知事が県内各地を回り県民の生の声を聞く 「県行政報告会」 が3日、 海南市日方の海南保健福祉センターを皮切りに始まった。 約320人が参加し、 質疑応答では市民から高齢者や子どもに優しい県道整備などの要望が出された。

県政の重点施策や地域の課題、 県の近況などを話題に取り上げながら、 仁坂知事が直接住民と意見交換する場。 平成21年7月以来各地で開いており、 今回で2巡目。

質疑応答で、 同市船尾の冨士順一郎さん (75) は 「城山トンネルの拡幅工事を早期完成してほしい」 と要望。 同トンネルは日方地区と黒江地区を結ぶトンネルとして昭和27年に建設。 冨士さんは当時に比べると交通量が多くなり、 車が対向するのがやっとの道幅のため、 自転車や歩行者、 特に高齢者にとっては大変危険だと訴えた。 また、 新市民病院やオークワの建設などで今後交通量の増加が見込まれることに加え、 海南一中、 二中の統合によって通学路も変わったため、 早期に道路を広げる必要があるとした。

これに対し、 仁坂知事は 「県と市で相談しながらやっていきたい。 お金の手当てなども一緒に考え、 市民生活に影響しないよう考慮し、これから頑張っていきたい」と答えた。

また、 ほかにも 「リサーチラボの屋上に災害緊急用の太陽光発電を設置してほしい」 「道に歩道を付けてほしい」 「渋滞する道を何とかしてほしい」 といった意見や要望が上がった。 冨士さんは 「仁坂知事からは好意的な答えをもらい、 住民の意思が伝わったという点では満足している」 と話していた。

報告会では、 東日本大震災を踏まえた県の取り組み、 先月田辺市で行われた全国植樹祭、 4年後にひかえた 「紀の国わかやま国体」 などについても紹介された。 次回の報告会は26日に印南町と日高川町で開かれる。





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