2011年06月15日

00.社会

春の褒章 県内から8人受章

春の褒章 (4月29日付発令) が公表され、 県内からは業務に励み模範となった人をたたえる 「黄綬褒章」 に3人、 公共の利益に貢献した人をたたえる 「藍綬褒章」 に5人の計8人が選ばれた。 最年長は和歌山市南中間町の久昭三さん (83)、 最年少は同市神前の岡孝江さん (63)。 今月下旬に東京などで伝達式が行われる。 春の褒章は毎年4月に公表されるが、 ことしは東日本大震災の影響で延期されていた。

◇黄綬褒章=井谷桂(65)行政書士、有田川町▽富永兼次(76)(有)富永代表取締役、岩出市清水▽中弘(68)司法書士、和歌山市三木町中ノ丁

◇藍綬褒章=岡孝江(63)元つくし保育所長、和歌山市神前▽北野茂美(64)元家計調査員、有田市▽佐藤聖子(77)保護司、和歌山市北出島▽久昭三(83)元体育指導委員協議会長、和歌山市南中間町▽藤形好章(72)橋本市消防団団長、橋本市(以上敬称略)


“楽しむ”スポーツを力に 藍綬・元県体育指導委員協議会長 久 昭三さん(83)~和歌山市南中間町~ 藍綬・久 昭三さん(83)

県体育指導委員連盟理事長、同会長などを歴任しスポーツ振興に尽力。スポーツは「生きる力のもと」と言い切る。富国強兵の下、海草中時代は蹴球部で汗を流した。その後自転車に出合い、次第にスポーツは「体を鍛えるもの」から「楽しむもの」へと変わった。

昭和46年の黒潮国体で県実行委員会常任委員を務め、「ぶんだら節」の製作を進めるなど成功に力を注いだ。市内全小学校の児童や地域住民に踊りを指導し、一丸となって盛り上げたことは忘れられない。心にあったのは人と人との人間交流をつくりたいとの思い。大事なのは勝敗でなく、いかに人の心に残せるか。高齢化社会に、生きがいや趣味仲間が大切との思いは強く、普及に努めるペタンクの大会ではいつも「頑張って」と言わず「楽しんで」と呼び掛ける。平成27年の「紀の国わかやま国体」では、多くの人が生きる喜びを共有し合えるよう願っている。





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