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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からロボットアームを使って宇宙空間に小型人工衛星を放出する実証実験で、和歌山大学が代表機構となり提案した衛星「RAIKO」を採用すると発表した。
ISSからの衛生放出は世界初で、計8機関の応募から選ばれたのは和歌山大学、福岡工業大学、明星電気(株)。
文部科学省の超小型衛星研究開発事業の一環として開発された「RAIKO」は大きさが縦横10センチ、高さ20センチの超小型衛星。和歌山大学、東北大学、東京大学の3機関が連携して製作、試験、運用を行い、魚眼カメラによる地球の撮影、小型可搬地上局の開発や国際共同受信などのミッションに挑む。
完成した衛生は来年9月ごろに「きぼう」に輸送され、ロボットアームで放出し軌道に乗せる予定となっている。
同大学宇宙教育研究所の秋山演亮所長(41)は「宇宙を人材育成の一つのツールとしている大学の方針が、国にもJAXAにも認めてもらえたことが喜びです」と話している。
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