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工場内を見学する学生 |
子どもへの環境教育をテーマに勉強している、大阪産業大学人間環境学部の3回生約20人は15日、和歌山市西河岸町の資源リサイクルセンター(株)松田商店(松田美代子社長)を訪れ、同社が子ども向けに行っているリサイクルなどの環境学習を体験。7月に小学校で行う環境教育実習を前に、学生たちは伝え方や工夫の仕方を学んだ。
同学部の授業 「フィールドスタジオワーク」 の一環。同社の常務取締役、松田多永さん(36)が博士の助手を務めるショーや、マスコットキャラクターの 「クルリンちゃん」 や未分別のゴミから生まれる 「マゼゴミラ」が登場するビデオを見ながら、環境について理解を深めた。また、工場内を巡る体験型工場見学システム 「くるくるシティ」 を体験。ペットボトルからマグカップが作られる工程が説明されると学生たちは驚き、できたばかりのマグカップを手に取って眺めていた。
同学部の高畑瞬さん(20)は 「リサイクル分別について勉強している。説明が分かりやすく、子どもたちに伝える時に役立つことがいっぱいありました」 と感心していた。
同社は、子ども向けに環境教育の場を提供しようと平成18年に施設の一部をテーマパーク風に改装。小学生を中心に年間約5000人が訪れている。缶、瓶のリサイクルのほか、ペットボトルについては回収から加工、マグカップやプランターなどの製品化まで一環して行っている。
松田さんは 「環境への取り組みを見てもらうことで、伝え方のヒントとなればうれしい。また、子どもたちにも環境について考えるきっかけになってもらえたらと思う」 と話していた。
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