2011年06月20日

03.スポーツ/05.紀の川・岩出・海南・紀美野

野上が全国切符 全日本学童軟式野球県大会

優勝した野上少年野球クラブ

優勝した野上少年野球クラブ

「小学生の甲子園」といわれる高円宮賜杯第31回全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)出場をかけた県大会がこのほど、橋本市南馬場の緑地広場で開かれ、決勝で野上少年野球クラブが貴志少年野球団を2―1で破って優勝。県内8地域から計16チームが出場する中、団結力を見せて夢の全国切符を手に入れた。本大会は8月9日から東京都で開かれ、51チームが競い合って日本一を目指す。

◇決勝

TEAM1234567
貴志少年野球団00010001
野上少年野球クラブ002000X2

野上は3回、小柳が内野安打で出塁、2盗に成功すると、山本が四球を選んで無死1、2塁とした。続く尾﨑が三振に倒れ、西門の放った右前打が失策を誘い、 小柳が生還し、 先制した。 また、 新谷の左前打も失策を誘って山本がホームイン。 計2点を奪った。

投げては先発野口が好投。 決め球のストレートを中心に緩急をつけて要所をきっちりと抑えた。 4回には貴志打線も反撃し、 1死から2塁打を浴び、捕逸と犠飛で1点を奪われ、僅差に詰め寄られた。また、6回には、貴志から内野安打、盗塁、2四球を許し、2死満塁のピンチを招いたが、ここで空気を入れ替えようと、野上がタイム。マウンド上で「絶対に守りきろう」と大きな声で気合いを入れ直した。気分一転した野口はここを一飛に抑え、最終回も決め球を駆使し、内野ゴロと三振で三者凡退に抑え切った。また、守備では、遊撃手の尾﨑が強肩を生かし、サード寄りの強打をノーステップでアウトにする場面もあり、全員の士気もアップ。団結力で競り勝った。

野口投手(12)は「みんなを信じて投げたら絶対に守れると思って頑張った。1点に抑え切れて良かった。全国の投手にも負けません」。尾﨑遊撃手(11)は「勝てて良かった。全国大会でも一勝ずつ勝ち取り、決勝進出したいです」とにっこり。後呂主将(同)は「1回戦から決勝まで、みんなよく打って守ってくれた。ピンチの時にも声を出して頑張れた。全国大会は優勝目指して全力で頑張りたい」と意欲的に語った。

【野上少年野球クラブ】代表=尾﨑学▽監督=尾初瀬壽久▽コーチ=新谷成令、山本幸弘▽マネジャー=西門克明▽主将=後呂侑二朗▽選手=野口泰志、新谷颯一朗、尾﨑功、西門一宰、山本侑聖、奥村海斗、笹尾泰生、小柳賢太郎、中出考為、河本健太郎、上赤坂育夢、野口聡大、西谷勇飛、千野太雅、大竹慎勇、常田拓志、西川諄、西川諒、中西源太郎





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