2011年06月24日

00.社会

初めて両手で演奏 初心者のピアノ教室発表会

初めて両手で演奏 初心者のピアノ教室発表会

壇上のグランドピアノで堂々と演奏する受講生

「全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)和歌山支部」(森淳子支部長)が和歌山市とタイアップして実施している「初級・大人のためのピアノ教室」の発表会が23日、同市市小路の河北コミュニティセンターで開かれた。40代から70代の20人が、初めてのグランドピアノで両手で曲を演奏。練習の成果を披露した。

「音楽を聴く楽しみから、自分で演奏する喜びを」と、40歳以上のピアノ未経験者を対象に平成14年から続く生涯学習事業で、ことしで10年目。ボランティアのスタッフがマンツーマンで基礎から指導するため毎年好評。申し込み者が多いことから、ことしは定員を倍に増やした。

レッスンは今月2日から週に1回行われ、4回目のこの日は今まで練習した3曲「家路」「大好きなパン」「河は呼んでいる」から各自が好きな曲を演奏した。「家路のようなものを弾きます」「緊張しいなんで」などのあいさつも飛び出し会場は和やかな雰囲気。演奏後は一人ひとりに大きな拍手が送られた。

強弱もつけて堂々と演奏した同市北相生丁の田村博さん(74)は、「一生懸命練習してきました。レッスンは楽しく、友達もできて10歳若返ったようです」と笑顔。

指導した細田佳洋子同支部理事(54)は最後に、「皆さん頑張って宿題や練習をなさり、きょうは楽しそうに弾いてくださった。いい演奏を聴かせてくださりありがとうございました」 と話した。

今までの教室修了生は、その後もピアノを楽しみたいとサークルを立ち上げており、毎年秋に合同発表会を開いている。森支部長(65)は、「これを機会に、生活の中に音楽の輪が広がることを望んでいます」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif