2011年06月24日

00.社会

放射能検出されず 和歌山市内の海水浴場

海開きを前に和歌山市は23日、 市内6カ所の海水浴場で行った放射能検査の結果を公表した。 全地点で放射性物質は検出されず、 安全に関してまったく問題は見当たらなかった。 環境政策課によると、 福島県で海に放射性物質が流れ出ても、 潮の流れで和歌山に到達する可能性は低く、 同課は 「ことしも安心して海水浴を楽しんでほしい」 と呼び掛けている。

市は毎年水質検査を行っているが、 放射能検査は福島第一原発事故の影響を調べるために初めて実施。 調査対象になった海水浴場は、 加太▽磯の浦▽片男波▽浜の宮▽浪早▽新和歌浦の6カ所。 今月16日に、 厚生労働省が示している 「飲料水に対する指針」 を基準に海水中の放射能(放射性ヨウ素、 同セシウム)を調査した。

同課によると、 同原発から流れ出た放射能汚染水がどのような流れをたどるかを国がシミュレーションしているという。 それによると、 黒潮の潮流の関係で福島県沖の海水が南下することはないという。

市内の海水浴場は、 来月1日に海開き式をする。 加太だけは一日早く、 今月30日に行う。 昨年の人出は、 磯の浦20万8500人▽片男波13万4800人▽加太4万3800人▽浜の宮3万8400人▽浪早2万7900人。 放射能の影響がないと分かれば、 今季も前年並みの人出が期待できそうだ。

また、 海開きに合わせて市は1日午前11時から、 JR大阪三越伊勢丹11階JTB店舗内で 「わかやま市に海水浴に来ませんか? キャンペーン」 を行う。 2、 3日はJR天王寺駅ステーションプラザでパンフレットを配布するなどしてPRする。





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