2011年06月27日

03.スポーツ

福島男子が2連覇 全日本小学生バレー県決勝

力強いスパイクを打つ福島・坂下(決勝)

力強いスパイクを打つ福島・坂下(決勝)

ファミリーマートカップ第31回全国バレーボール小学生大会県決勝大会が26日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれ、男子の部で福島(和歌山市代表)が2連覇を達成した。福島は準決勝で紀の国VBC(海草代表)を大接戦の末フルセットの逆転で制し、決勝では貴志川(那賀代表)を坂下、寺田を軸とする力強い攻撃で、セットカウント2―0で破り快勝。女子はYOKO・CLUB(伊都代表)が初優勝を飾り、福島とともに8月10日から東京体育館を主会場に開幕する本大会に出場する。しんぽう写真館はこちらから
大会は県内8地区の代表男子9、女子28チームがトーナメントで激突した。

◇男子決勝

男子の部で1、2回戦を順調に勝ち上がった福島は、準決勝で連覇への最大のライバルと前評判の高かった紀の国と顔を合わせた。

開始早々、紀の国に杉本や楠本のスパイクで先制されたが、福島も坂下の強打、寺田のフェイントなどで挽回(ばんかい)。終盤まで続いたシーソーゲームは、18―18の同点から、石川の連続サービスエースで紀の国にリードを許すと、福島にミスが重なり、19―21で第1セットを落とした。

後がない福島だが、第2セットも紀の国の積極的な攻めと堅守に大苦戦、20―20のジュースとなりながらも寺田のサービスエースや坂下のブロックで辛くも22―20でフルセットに持ち込んだ。第3セットも、寺田のサーブは好調で、連続サービスエースを含め一気に9―0とした。この試合でやっと優位に立った福島に対し、紀の国は3年生のムードメーカー・山本の諦めないレシーブや楠本のバックアタックで反撃、中盤には15―15の同点となったが、福島は坂下、寺田、竹中晴の6年生が落ち着いたプレーで得点を重ね、坂下のフェイントで21―15と紀の国を振り切った。

貴志川との決勝は、序盤から福島の攻撃がさえ、9―2と主導権を握ると貴志川に反撃のすきを与えず21―10で第1セットを先取。

第2セットは北橋のスパイクなどで貴志川に2点をリードされたが、福島は竹中晴のサービスエースで追い付いた。西川の効果的なサーブでリズムをつかむと、寺田のスパイクなどで14―9とリードを奪い、相手に得点を許さず20―9で迎えたマッチポイントでは、坂下が力強いスパイクを決め、2年連続の全国切符を手にした。

福島の岡本監督は「優勝できほっとした。準決勝は苦しかったが、選手たちが粘り強くよく頑張った。全国はまず初戦突破が目標」とし、坂下主将は「大会を振り返ってみると、楽しかった。みんなレシーブもスパイクもしっかりできていたように思う。全国は昨年より1勝多いベスト8を目指したい」と意欲的だった。福島のメンバーは次の皆さん ▽監督=岡本佐和子▽コーチ=佐武香▽主将=坂下啓斗▽選手=寺田倭、竹中晴、西澤颯眞、西川協汰、廣間海、遠山侑生、小笠原大知、竹中拳剛





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