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市役所北側出入り口に設置されている国保情報コーナー |
和歌山市は来年1月31日まで、40歳から74歳までの市国民健康保険に加入している市民を対象に「特定健康診査」を無料で実施している。前年度から無料化し、受診者が増加。ことしも受診率の全国平均(31・4%)を超えることを目標に掲げている。
同健診はメタボ健診として知られ、市では昨年度2000円の自己負担金を無料化し、2万1434人が受診した。受診率は21年度の11・3%から29・2%と大幅に増えた。
国が示している受診率の達成目標は65%だが、中核市でも45%前後がトップクラスで、国の基準を達成している自治体はない。本年度は「最低でも30%を超えたい」(国民健康保険課)という。
本年度の市内の受診対象者は7万5564人(5月時点)で、同月は1799人が受診したが、前年同月より148人少なかった。同課は「無料化した翌年度から受診率は伸びにくくなるので、啓発に務めたい」と話している。
市役所1階の北側出入り口付近には、国保情報コーナーを設置。脂肪肝の原因になる糖分(中性脂肪の基になる)の過剰摂取を控えるように訴えたり、調理の油を抑えるポイントを書いたポスターなどを掲示。肝臓病や高脂血症を防ぐためのパンフレットも配布している。希望者には、ポスターと同じデザインのクリアファイルを配る。同課は「運動をしないなら、糖分の摂取は控えてほしい。油は体にとってなければだめだが、動物性油は悪玉コレステロールが増えるので控えてほしい」と呼び掛けている。
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