2011年06月29日

00.社会

「自分の限界決めるな」カリスマ経営者語る

現シンバホールディングス㈱(SH)代表取締役会長の安里(あさと)繁信さん

力強く語る安里さん (和歌山を元気にする会講演会で)

元日本青年会議所会頭で、現シンバホールディングス(株)(SH)代表取締役会長の安里(あさと)繁信さんが28日、和歌山市を訪れ、自らのサクセスストーリーを話した。和歌山の飲食店経営者らでつくる「和歌山を元気にする会」(西平都紀子会長)主催の講演会で、県内外から集まった多くの経営者が若き成功者の話に耳を傾けた。

安里さんは沖縄県那覇市出身で、平成16年に(株)信羽を設立。代表取締役社長就任とともにグループ企業を統合するシンバネットワーク(本社=沖縄県浦添市)を起業し、19年に(株)信羽を「シンバホールディングス(株)」に社名変更。総合物流業を展開する「(株)あんしん」や、飲食事業・店舗の企画や広告業の「(株)宣伝」、経営管理を主とした「(株)ショップス」など、現在グループ会社13社の持株会社にまで成長させた。

高校を卒業後、上京した安里さんは、運送業だった父親の家業を手伝うために帰郷。運送業以外のことでもニーズがあれば挑んでいくという姿勢で、異業種の仕事も進んで受けて信頼を積み重ねてきた。

講演で安里さんは「経営者の器以上の会社は存在しない。できない理由ばかり並べていたら朽ちてなくなる」「人のふんどしで相撲を取れない人間は、自分の土俵なんか築けない。自分の限界を自分で決めずに、どうやったらできるかを考えて」などと、経営者の責任について力強く訴えた。

若い経営者に対しては「まだ30代と言い訳してたら、40歳になっても何もできない。すぐには会社も地域もよくならないが、明日の朝の迎え方はすぐに変えられる。できるところから違う一歩をつくってほしい」と呼び掛けた。





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