2011年07月03日

00.社会

障害者支える地域へ 「ぷれジョブ」準備中

和歌山自立支援センター(栩原吉教理事長)

事業への協力を呼び掛ける大久保教諭左と栩原理事長

障害者の就労問題に取り組んでいる和歌山自立支援センター(栩原吉教理事長)は、和歌山大学付属特別支援学校(赤松純子校長)と協働で、小学校高学年から中学生までの障害児を対象にした就労体験事業「ぷれジョブ和歌山」のスタートに向けて準備を進めている。協力企業や学生、市民などを募集している。

「ぷれジョブ」 は、地域で障害者をサポートする仕組みづくりをしようと、岡山県倉敷市で始まった取り組み。

子どもは約半年間ずつ同じ事業所に通い、週1回1時間の就労体験に取り組む。学校、保護者、地域住民、地域企業らが連携し、子どもが半年ごとにさまざまな業種を体験できるよう協力。半年後に就労体験を継続するかどうかは子どもの意思を尊重する。子どもが就労体験を通して外に出て行くことで、地域に解け込み、子ども自身が将来にわたって暮らしやすい地域社会にしていくことを目指すとともに、一般企業への就職にもつなげていく。

現在、和歌山トヨペット(株)延時店、(株)ミニジューク関西、(株)ワーク、(株)アスタサービス、(株)東海日動パートナーズ和歌山、三共レンタルサービス(有)が協力している。

栩原理事長(52)は「将来、子どもたちの生きて生活する部分をつくっていくことが大切。社会貢献の一環として、いろいろな人に応援してもらえたらと思う」 、同校の大久保義則教諭(47)は「小さい時から人に褒められ、認められることで実際、就職する時にスムーズに移行できる。活動を含め地域の人に知ってもらいたい」 と話している。

事業についての問い合わせは同センター(TEL073・426・5578)へ。





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