2011年07月04日

03.スポーツ

貴志初めて全国へ スポ少軟式野球近畿ブロック予選

貴志初めて全国へ スポ少軟式野球近畿ブロック予選

3回1死2、 3塁からスクイズを決める稲垣(決勝)

第33回全国スポーツ少年団軟式野球交流大会近畿ブロック予選大会が2日、 和歌山市北出島の市民球場で開かれ、 県代表の貴志(和歌山市)が初の代表決定戦を制し、 8月5日に札幌ドームを主会場に開幕する本大会出場を決めた。 初戦の羽束師ラビット(京都)に4―0で快勝した貴志は、 決勝で八日市ビクトリー(滋賀)と対戦した。 3回に稲垣のスクイズで先制、 同点で迎えた特別延長の8回には、 奥がサヨナラ適時打を放ち、 2試合で20奪三振のエース樋尻の力投に応え2―1でゾーン優勝を飾った。

《ゾーン代表決定戦》
◇1回戦
貴 志
2200004
0000000
羽束師
(時間切れ)

◇決勝

TEAM12345678
八日市000010001
貴 志00100001X2

近畿ブロック予選には、 2府4県の代表6チームが出場。 それぞれ3チームが2つのゾーンに分かれて、 本大会出場(代表2チーム)を目指しトーナメントで熱い戦いが繰り広げられた。

貴志は1回戦で、 羽束師ラビットと顔を合わせた。 初回、 奥、 竹田の連続四球を足掛かりに、 中川の右前適時打などで2点を先制すると、 2回には2死満塁から、 稲垣が右前へ技ありの流し打ちで2点を追加した。

守ってはエース樋尻が立ち上がり2四死球を出しながらも、 3奪三振とまったく相手にバットを振らさない力強い投球を披露。 時間切れとなった6回までに11三振を奪い完封、 反撃の隙さえも与えなかった。

八日市ビクトリーとの決勝は、 序盤、 貴志が攻めながらもあと1本でない展開となったが3回、 奥、 竹田の連打でつかんだ1死2、 3塁の好機に、 主砲稲垣が左手だけで鮮やかに投前にスクイズ、 奥が生還し待望の先取点を挙げた。 同点で迎えた特別延長の8回には、 無死満塁から奥が中前に運びサヨナラ勝ちで優勝を決め、 初の全国切符を手にした。

連投となった樋尻は三振よりも、 打たせて取る省エネ投法で八日市打線をほんろうしたが、 5回に死球と失策が絡んだピンチに、 適時打を浴び同点にされた。 今大会の初失点で気を引き締めたマウンドは、 相手をパワーで抑え、 同点以降は1安打6奪三振。 特別延長の8回も無死満塁から、 進塁さえ許さなかった。

全国大会出場を決めた貴志の中川主将は 「全国でも優勝を目指す。 きょうは失策もあり、 大会に向けもっと練習に励みたい」 とし、 樋尻投手は 「きょうは球が走っていた。 全国でも力を発揮したい」 とはつらつと答えた。 西田監督は 「樋尻はよく投げたが、 いつも言っているように、 内外野の守備も打線も控えの選手も含めチーム全体みんなの勝利だ。 初めての全国スポ少大会は1戦1戦を大切に頑張る」 と意欲を示した。 貴志ナインは次の皆さん。

▽代表者=津田雅章▽監督=西田嘉平▽コーチ=鈴木明夫、 西林昭二▽スコアラー=奥弘登▽主将=中川虎大▽選手=樋尻航輝、 稲垣朋弥、 石井悠斗、 竹田光希、 湯川祥吾、 奥颯人、 宮本優衣哉、 甘木海真、 栗本裕矢、 笠原健人、 高橋龍生
応援団と共に優勝を喜ぶ貴志ナイン
応援団と共に優勝を喜ぶ貴志ナイン





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