2011年07月06日

00.社会

津波避難場所追加へ 5階以上のビルから選定

東日本大震災の発生を受け、 和歌山市が6月補正予算案に計上している防災マップの見直しについて、 市内の5階以上のビルを約90カ所ピックアップし、 その中から所有者の同意を得ることができ、 耐震構造をクリアしたビルを同マップに津波避難場所として反映していくことが6日、 市議会の地震対策特別委員会で明らかになった。

総合防災課によると、 現行の防災マップは市内を30分割し、 津波避難場所 (5階以上のビルなど) として28カ所を指定している。 しかし、 被災地では想定以上の津波が発生し、 避難場所が被害に遭うなどの事例があったため、 市は防災マップの見直しを行うことに決めた。

新防災マップは、 市内を地区割りと同じ42分割にし、震災以降「自宅付近の標高はどのくらいか」という問い合わせが多かったため、各地の標高も分かりやすく表示する。津波避難場所は、90カ所から数十カ所を選ぶ。予算案が可決され次第、耐震構造の有無などの現地調査を行い、所有者と交渉する。同課は「完成には少し時間がかかると思う」と話している。





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