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口径12メートルのパラボラアンテナ |
和歌山大学 (和歌山市栄谷、 山本健慈学長) で7日、 パラボラアンテナを備えた電波観測通信施設の竣工式が行われ、 関係者ら約60人で祝った。 口径12メートルのパラボラアンテナは、 大学の施設内に設置されたものとしては国内最大級となる。
式では山本学長が 「宇宙教育研究への好奇心や発展だけでなく防災や減災、 人類の平和と地球の安全に大きく役立てたい」とあいさつ。コントローラーを持ち、パラボラアンテナを動かす実演をした。
同大学が代表機関となり採択された文部科学省の超小型衛星研究開発事業の一環。 超小型人工衛星の地上局として、 衛星との通信や宇宙科学の教育、 研究などに活用される。
またこの日は、 観光学部棟の常設型のドームシアターが初公開された。 全方位カメラを車の屋根に取り付けて撮影した、 岩手県釜石市や大槌町などの被災地の映像が周囲360度のドームの天井いっぱいに映し出された。 同大学の防災研究教育センターと宇宙教育研究所の共同研究で、今後の防災教育に利用される。
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