2011年07月09日

00.社会

戦没者の魂弔う 中橋地蔵尊で追悼法要

和歌山大空襲

中橋地蔵尊で行われた追悼法要

66年前の和歌山大空襲の戦没者を弔う追悼法要が9日、 和歌山市福町の中橋地蔵尊であり、 高野山金剛講の信者10人がお経を上げた。

同大空襲は、 昭和20年7月9日深夜から10日未明にかけて、 米軍のB29が市の中心部に焼夷(しょうい)弾を投下。民家や和歌山城天守閣などを焼き、 約1400人が亡くなったとされている。人々はあまりの熱さに耐えられず、 同橋や城北橋から内堀川の水中に避難。 しかし、 満潮時と重なったため大勢が亡くなった。 地蔵尊は、 その霊を慰めるために昭和45年7月5日に建立された。

当時、 有田に疎開していたという女性 (79)は「ミカン畑から爆弾が落ちるのを見ていた。 今でも忘れられない光景。 深夜なのにとてつもなく明るかった」と話していた。





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