2011年07月12日

02.政治・経済

菅内閣退陣求める意見書可決 和歌山市議会

「菅内閣の即時退陣を求める意見書案」の起立採決で起立する賛成議員ら(11日、市議会本会議場) - 菅内閣退陣求める意見書可決 和歌山市議会

「菅内閣の即時退陣を求める意見書案」の起立採決で起立する賛成議員ら(11日、市議会本会議場)

和歌山市議会は11日、6月定例会最終日の本会議で「菅内閣の即時退陣を求める意見書案」を賛成多数で可決した。衆・参両院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官に提出する。全国では、埼玉県議会が6月定例会で「菅内閣早期退陣を求める意見書案」を可決している。

提出者は、市民クラブの尾﨑方哉、絆クラブの北野均、公明党議員団の松本哲郎の3幹事長。議場では3人を代表して尾﨑幹事長が提案理由を説明。「東日本大震災以降、対応が遅れるなど復興に大きな支障が出ており、国内外からの信頼を失墜させている」と前置きし、「被災者への真摯(しんし)な思いが感じられない。復興への議論は進まないなど、もはや政権を担う内閣としての資格や能力が著しく欠けている」と指摘。その上で「菅内閣では原発事故の収束や、早期復旧・復興も到底不可能。新たな内閣を早期に誕生させなければならない」と述べた。3会派に所属する議員全員が賛成した。

一方、意見書案に反対したのは日本共産党市議団と民主クラブ。共産党の森下佐知子幹事長は反対討論を行い、「震災復旧・復興を表題にすることを提案したが受け入れられなかった」とした上で、「単に菅内閣が退陣すれば全てが解決するような主張については賛成できない」と述べた。森下幹事長は「今、国会は一致団結し、被災地の復旧・復興に当たるべき時だ」と話していた。





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