2011年07月13日

00.社会

老朽化で遊具32基撤去へ 河西緑地公園

老朽化で遊具32基撤去へ 河西緑地公園

老朽化が進み使用禁止になっている木材の遊具(松江緑地の子ども広場で)

和歌山市本脇から同市湊まで細長く広がる河西緩衝緑地の全遊具95基を点検したところ、 老朽化で約6割の55基に修繕が必要と認められ、 うち33基が使用禁止になっている。 同緑地の管理事務所(大谷耕平所長)によると、 今月末ごろから55基のうち23基は修繕していくが、 32基は撤去するという。 修繕した遊具は9月初旬ごろ使えるようになる。

河西、 湊、 松江、 西松江、 東松江の5つの公園からなる緑地(総面積51万9382平方メートル、 緑地総延長5400メートル)。 月1回は職員が、 年1回は専門の鑑定士が遊具を点検しており、 ことし3月の点検結果を受けて使用禁止にした。

現在、 使用禁止の遊具はブルーシートで覆ったり、 チェーンなどの金具が動かないように固定。 ブランコは台座を外したり、 アスレチック全体に危険を呼び掛けるテープを張ったりしている。 撤去が決まっている遊具は、 滑り台の支柱下部の腐食、 ひび割れ、 基礎コンクリートの露出など全体的に老朽化が激しく、 危険性が高いと判断されたもの。 今月末から9月初旬にかけて修繕工事に取り掛かっていく。 使用禁止になっている遊具も33基のうち8基は修繕して使えるようにする。

撤去作業は大掛かりになるため、 徐々に進めていく計画という。 河西公園にはすでに新しい遊具が7基設置され、 本年度中には健康遊具も新たに設置されるようだ。

ほぼ毎日遊びに来ている同市榎原の竹脇和子さん(65)と孫の藤穂乃華ちゃん(1歳7カ月)は、 「今はほぼ使えない状態で早く元に戻ってほしい。 修理はありがたいですね」 と心待ちにしていた。





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