|
|
老朽化が進み使用禁止になっている木材の遊具(松江緑地の子ども広場で) |
和歌山市本脇から同市湊まで細長く広がる河西緩衝緑地の全遊具95基を点検したところ、 老朽化で約6割の55基に修繕が必要と認められ、 うち33基が使用禁止になっている。 同緑地の管理事務所(大谷耕平所長)によると、 今月末ごろから55基のうち23基は修繕していくが、 32基は撤去するという。 修繕した遊具は9月初旬ごろ使えるようになる。
河西、 湊、 松江、 西松江、 東松江の5つの公園からなる緑地(総面積51万9382平方メートル、 緑地総延長5400メートル)。 月1回は職員が、 年1回は専門の鑑定士が遊具を点検しており、 ことし3月の点検結果を受けて使用禁止にした。
現在、 使用禁止の遊具はブルーシートで覆ったり、 チェーンなどの金具が動かないように固定。 ブランコは台座を外したり、 アスレチック全体に危険を呼び掛けるテープを張ったりしている。 撤去が決まっている遊具は、 滑り台の支柱下部の腐食、 ひび割れ、 基礎コンクリートの露出など全体的に老朽化が激しく、 危険性が高いと判断されたもの。 今月末から9月初旬にかけて修繕工事に取り掛かっていく。 使用禁止になっている遊具も33基のうち8基は修繕して使えるようにする。
撤去作業は大掛かりになるため、 徐々に進めていく計画という。 河西公園にはすでに新しい遊具が7基設置され、 本年度中には健康遊具も新たに設置されるようだ。
ほぼ毎日遊びに来ている同市榎原の竹脇和子さん(65)と孫の藤穂乃華ちゃん(1歳7カ月)は、 「今はほぼ使えない状態で早く元に戻ってほしい。 修理はありがたいですね」 と心待ちにしていた。
|
00.社会 - 同カテゴリの記事
|