2011年07月21日

00.社会

和歌山県内初の「教育課程特例校」設置へ

市教育文化センターで開かれた協議会

市教育文化センターで開かれた協議会

和歌山市立本町、 城北、 雄湊の3小学校と伏虎中学校を統合して小中一貫校 (9年生) を設置するための 「伏虎中学校区学校適正規模化推進協議会」 (小島渉会長) の第3回会議が20日、 同市西汀丁の市教育文化センターで開かれ、 全国一律でない特色ある教育を実施できる 「教育課程特例校」 の申請などについて議論が交わされた。

同協議会ではこれまで、 新学校を城北小学校と城北公園の敷地内に設置することを決定。 平成25年度までに校舎などの基本・実施設計を行い、 同26年度から2年間を工事期間に設定。 同28年度の開校を予定している。

同特例校は、 同20年度に導入され、 学習指導要領などによらない教育課程を編成し実施することを認める制度。 文科省に申請し、 承認を受ける必要がある。 本年度4月現在、 指定を受けているのは全国で2511校 (うち公立2478校) あり、 県内ではまだないという。 同25年度に申請する計画になっている。 委員は 「新学校設置に関する推進室を置く必要があると思う」 と述べた。

また、 同公園用地の使用に関する担当課からの回答も公表された。 公益性の高い学校建設のために都市公園を廃止することは可能だが、 代替公園の設置を前提としてほしいことや、 同公園地下駐車場は同25年度以降も運営していくことが報告された。

この他、 検討課題に挙がっている 「自由校区制の導入」 について、 委員から 「検討はすべき。 ただ、 生徒数が増えて教室が足らなくなるのは避けなければならない。 定員についても考える必要がある」 と意見が出た。





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