2011年07月24日

00.社会

魅力知って観光案内 駅員ら和歌山城で研修

和歌山市観光協会

紅葉渓で説明を受ける参加者

玄関口のおもてなし向上へ。 県とJR和歌山駅、 和歌山市観光協会は22日、 和歌山城で観光案内研修を行い、 同駅や海南駅の改札・窓口担当者ら約30人が和歌山城などについての知識を深めた。 和歌山の観光の玄関口となるJR和歌山駅などの駅員に、 和歌山の魅力を知ってよりよくPRしてもらおうと、 全4回で実施。 2回目となる今回、 初の現地研修で和歌山城や周辺の名所など観光スポットを巡った。

和歌山城などの観光案内を14年続けている、 同協会の松浦光次郎さん(46)が講師を務めた。 7月から同協会の非常勤職員として観光案内の研修を受けている女性3人も名所の解説に加わった。

参加者は、 和歌山城北にある資料館で和歌山城にまつわる歴史について説明を聞いた後、 城内を歩いた。 西の丸庭園(別名紅葉渓庭園)では、 抹茶と菓子が楽しめる茶室 「紅松庵」 が、 和歌山市の名誉市民、 松下幸之助氏が寄贈した物であることを学習。 「観光客に和歌山城への行き方を聞かれた場合、 バス停を 『公園前』 でなく 『市役所前』 とすれば、 土産店を通れるし、 秋にはより紅葉が楽しめます」 など観光案内の具体的なアドバイスも聞いた。

松浦さんは 「和歌山城を実際に歩いて五感で感じたことを、 旅人に伝えてもらえれば」、 和歌山駅でみどりの窓口や改札を担当している、 駅員3年目の山本梓さん(20)は 「和歌山城の案内はよくするけど、 バス停によって景色が違うのは参考になりました」 と話していた。

この他、 和歌山城南側の 「岡山の時鐘堂」 など城付近を歩いて回った。 第3回、 4回は、 紀三井寺や和歌の浦、 加太、 友ヶ島などで現地研修する予定。





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