2011年07月26日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

反対運動が街宣へ 粉河中の移転問題

街宣車のスピーカーを使い移転反対を訴えるメンバー - 反対運動が街宣へ 粉河中の移転問題

街宣車のスピーカーを使い移転反対を訴えるメンバー

老朽化に伴う紀の川市立粉河中学校の移転改築事業で「移転先の環境が現在よりも悪い」とし「粉河中学校の教育環境を守る会」が市に事業撤回を求めている問題で、同会の活動が反対のぼり設置だけにとどまらず、街宣活動にまで発展している。

街宣車を使った抗議は3カ月ほど前に開始し、すでに15回を数える。同会のメンバーが週1回、旧5町別に回っている。抗議内容は個別に考え「移転先用地は教育環境に適さない」「移転すれば膨大な学校建設の費用が掛かる」などとスピーカーを使って訴える。この活動に対し、市関係者は「意見を主張するのは構わないが、生徒のことを考えると過激な行動はやめてほしい」と話す。

事業撤回を巡り今月19日には、和歌山地裁で第4回口頭弁論が開かれた。市側の「移転改築は教育的な面だけではなく、市の経済的な面、地域活性化の面、これらの総合的な判断である。事業の中止撤回については応じられない」などの主張に対し、原告側は「移転事業は、塩漬け土地の問題解決と合併特例債の活用を図り教育環境面が置き去りにされている」などと反論した。





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