2011年07月28日

03.スポーツ/06.特集/第93回全国高校野球選手権大会、和歌山大会

向陽リベンジならず 最終回伊都の大量得点許す

最後までチームを引っ張った東山祥(中央)

最後までチームを引っ張った東山祥(中央)

第93回全国高校野球選手権和歌山大会は12日目の27日、 和歌山市毛見の紀三井寺球場で準々決勝2試合があり、 第2試合は向陽が伊都に5―7の逆転で敗れ、昨年のリベンジはならなかった。29日の準決勝第1試合は午前10時から智弁対伊都、 第2試合は午後0時半から市和歌山対南部が対戦する。

伊 都 0001001057
向 陽 0001003105
〔伊〕 森田―渡邉、 溝上、 深野〔向〕 東山拓―津村▽本塁打=森田 (伊) 西 (向) ▽2塁打=原 (伊)

向陽は1点を追う7回、 四球で2死1、 2塁とし、 西の左越え本塁打で逆転に成功。 8回にも1点を加えリードを広げたが、 最終回に伊都の反撃をしのげずに敗北した。

みんなかっこよかった―東山祥副主将
副主将の東山祥は、 最後までベンチから声を出してチームを引っ張った。「全く負ける気はしなかった。 みんなやったら打ってくれると信じ続けた」。 3回戦の高野山戦。 試合前のノックで事件は起きた。 左翼手のスタメンに起用されていた東山祥は、 スライディングキャッチで捕球を試みた瞬間、右足に激痛が走った。 歩くことができない。 後日の診断の結果、 右足を骨折していた。 新チームから不動の左翼手として活躍していた。「悔しかった」 と唇をかんだ。
準々決勝当日、 主将の津村から 「お前をもう一回プレーさせたる。 だからしっかり見てろ」 と言ってもらった。 「絶対に勝ってくれる」。仲間を信じて声援を送り、 凡退した選手を笑顔と拍手でベンチに迎えた。 危機の場面では、 投手の東山拓に対して 「大丈夫」 とうなずき励まし続けた。 だが、チームは逆転負けを喫した。
仲間の活躍を目に焼き付けた東山祥は、 「みんなめっちゃかっこよかった。気に掛けてくれてほんまにありがとう」 とチームメートに感謝した。





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