2011年07月29日

00.社会/04.文化・くらし

和児童が総合2位 宝塚国際室内合唱コンク

受賞を喜ぶ和歌山児童合唱団の団員たち

受賞を喜ぶ和歌山児童合唱団の団員たち

このほど兵庫県で開かれた「第27回宝塚国際室内合唱コンクール」(宝塚市など主催)シアターピース部門で、 和歌山児童合唱団 (岩橋延直育成会会長)は「金賞」を受賞し、 総合2位に輝いた。 国内の児童合唱団の総合入賞は初めて。 31日午後2時から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で卒団記念演奏会を開き、受賞の報告を兼ねて同コンクールでの発表曲を披露する。

同コンクールは昭和59年に始まった国内唯一の国際合唱コンクール。 本選には厳しい予備審査を通過した約30団体が出場し、 「ルネッサンス・バロック」 「シアターピース」 「近現代」 「フォークロア」 の4部門で行われる。

同合唱団は平成21年に次いで2回目の出場で、 前回もシアターピース部門で金賞を受賞している。 今回は高校1年生から3年生までの19人で出場した。

東日本大震災の被災地を応援しようと選曲し、 環境破壊などで地球が悲鳴を上げていると訴える 「The BlueEye of God」 (カナダ・Nancy Telfar作曲) と、 世界平和のメッセージを込めた同合唱団オリジナルの 「AgnusDei―空海・真言・絶唱―」 (千原英喜さん作曲) の2曲を披露。 シアターピースは舞台上だけでなく劇場全体を使った演奏スタイルのことで、 団員たちは劇場の客席や階段など全ての空間を使い、 歌いながら移動することでより自然に歌が聴こえるように演出し、 終了後は大きな拍手で包まれた。 指揮者の沼丸晴彦さん (51) は 「一人ひとりの声が会場に響き、 指揮している背中でも、 その声と動きが伝わってくる演奏だった」 と話していた。





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