2011年08月01日

00.社会

学校給食充実に功績 大橋さんに功労者表彰

学校給食充実に功績 大橋さんに功労者表彰

「支えてもらってばかり」 と謙虚な大橋さん

学校給食の充実などに取り組んでいる功労者をたたえる 「県学校給食表彰」 で、 本年度は県立紀伊コスモス支援学校(和歌山市弘西、 三反田和人校長)の主査栄養士、 大橋寿賀子さん(57)が選ばれた。 大橋さんは 「給食は一人で作れず、 みんなの支えがあったからこそ賞をいただけた」 と喜んでいる。 表彰式は2日、 同市手平の和歌山ビッグ愛で行われる。

大橋さんは同校に勤務して13年目。 学校栄養士として25年のキャリアがある。 同校では障害のある児童生徒約260人分の給食の献立を考え、 アレルギーのある子どもに個別に対応している。 人気メニューのカレーは粉にアレルギーのある子どものために、 カレー粉を使わず香辛料や色合いを工夫してカレー風に仕上げたこともある。 昼間は配膳所に立ち、 「かき揚げの野菜なら食べられたよ」 「献立教えて」 などと子どもや保護者から声を掛けてもらえることが一番うれしいといい、「元気をもらえる」とはにかむ。

大橋さんが目指すのは、与えられる給食から選ぶ給食。 児童生徒が自ら食への関心を持てるよう、 月1回、 献立の一つを数種類の中から選べる 「セレクト給食」、 学期ごとに1回、 主食からデザートまで自分で選べる 「バイキング給食」 を実施。 「赤・黄・緑」 の栄養素の授業後、 子どもたちが 「きちんと栄養を考えてメニューを選べているか」 「授業内容が理解できているか」 を確認でき、 実践的な取り組みとなっているという。

大橋さんは 「今後も繰り返し、 継続することが大切。 コンスタントにやっていきたい」 と抱負を語っている。





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