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樫畑会長右から目録を受け取った松本会長 |
和歌山ロータリークラブ(樫畑直尚会長、 67人)は9日、 和歌山市和歌浦中の妹背山に経王堂を再建した市民団体 「妹背山護持顕彰会」 (松本惠昌会長) に、 再建費用の一部として160万円を寄付した。 創立75周年記念事業 「徳川歴史環境整備活動」 の一環。 同市内のホテルで開かれた例会で、 樫畑会長(54)から松本会長(49)に目録が手渡された。
妹背山は国名勝 「和歌の浦」 の干潟に浮かぶ小島。 約360年前に紀州初代藩主徳川頼宣が生母・養珠院を祭る海禅院を整備したが、 拝殿や経王堂などが失われていたため、 同顕彰会がこの地を江戸時代の姿に戻そうと活動している。
経王堂は市民有志の寄付により先月末に完成したが、 資金が大幅に不足していたといい、 以前から徳川期の歴史環境整備に力を入れている同クラブが今回寄付を申し出た。
松本会長は、 「尊いご厚志に衷心(ちゅうしん)よりお礼申し上げます」 と感謝の言葉を述べ、 樫畑会長は 「和歌山には忘れ去られた文化財や歴史が多い。 それらを発掘し、 市民の意識高揚や観光に生かす動きに、 私たちも歩調を合わせて歩んでいきたい」 と話した。
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