ＥＶの車体デザイン募集　最優秀に10万円

タクシー、 バス運行会社のユタカ交通(株)(本社=和歌山市中之島、 豊田英三社長)は20日から1カ月間、 新たに導入する電気自動車(EV)の車体デザインを公募する。 プロ、 アマは問わず、 最優秀賞は10万円、 優秀賞2点には2万円が贈られる。 同社は 「和歌山の観光を盛り上げられるようなデザインをお願いします」 と呼び掛けている。

同社は、 国交省が観光地などで電気バスや電気タクシーを活用して事業展開を目指す事業者を支援するために立ち上げた 「電気自動車タクシーによる公共交通のグリーン化促進事業」 に応募。 事業が認定され、 EV購入費用の助成を受ける。 同社はトヨタ社製ハイブリッドカーのプリウスを2台導入しているが、 EVの導入は初めて。 今回2台購入し、 今後も順次、 数を増やしていくという。

購入するのは、 日産社製のリーフ(車体カラーはホワイトパール)。 「和歌山をイメージした色、 図柄、 建物、 風景など爽やかな和歌山」をテーマに、 1ボディー全体2ボディー部(両側ドア、 後部ゲート)3ロゴマークのデザインを募集する。

運転手は全員女性を起用する方針で、 子どもが1人でも乗れ、 観光案内もできるタクシーを目指す。 同社は 「パートでも働けるようにしたい。 二種免許取得のバックアップもする。 これから募集をかけたい」 と話している。

デザイン形態は、 データ作成の場合、 イラストレーター(CS3以前のバージョン)を使い、CDなどに保存。 手書きの場合、白地A3用紙に描いて、同社「EVエコタクシーデザイン」係(〒640―8392、 和歌山市中之島2287)へ郵送。 締め切りは9月20日。 結果は10月中ごろ、 同社ホームページ(http://www.yutakatransport.co.jp/)で発表する。

問い合わせは、 同社(TEL073・422・5356)。