2011年08月12日

00.社会

堀坂君が優秀賞! 美容近畿大会ネイルアート

堀坂君が優秀賞! 美容近畿大会ネイルアート

受賞作品を手に笑顔の堀坂君

理容師や美容師を目指す若者が技を競う 「第3回全国理容美容学生技術大会近畿地区大会」 で、 和歌山高等美容学校 (亀井都紀子校長) 2年生の堀坂友真君 (18) =和歌山市宇須=が、 ネイルアートで優秀賞に輝いた。 11月に愛知県で開かれる全国大会に挑む。 堀坂君は 「うちの学校は全国で結果を残せていないので、 僕が新たな歴史を刻みたい」 と意気込んでいる。

大会には近畿圏内16校から、 約430人が出場。 同校からは14人の生徒が出場し、 カットやアップスタイルなど9部門で、 出来栄えを競った。 ネイルアート種目は、 「夢」 をテーマに40分の制限時間内に5枚のネイルチップを完成させるもの。 堀坂君は海をモチーフに、 青を基調に筆やスポンジ、 アクリル絵の具などを使って仕上げた。 空にはラインストーンの星をちりばめ、 2匹のイルカが並んで跳ねる姿を、 女性が見つめているという幻想的なデザイン。 波のうねりを、 なびく女性の長い髪で表現した。 約2カ月前からアイデアを練り始めたが、 近畿大会までの間にはカットの大会があったため忙しく、 練習期間も短かかったという。 苦心したのは女性の表情で、 限られた時間の中で何度も練習を重ねた。

迎えた当日、 同種目の出場者39人のうち、 男性は堀坂君のみ。 「あれほど練習した絵の描き方を一瞬忘れてしまい、 緊張し過ぎて手が震えた」 と振り返るが、 持ち前の集中力で挽回。 指導する同校の教師、 宮本千佳さん(33) も 「今まで練習してきたどれより、 一番良かった」 というほどの出来栄えだった。 本人も、 並べられた他の出場者の完成作品を見てすぐに 「勝った」 と確信したという。

同校では 「見かけは今風だが、 中身はしっかりしている。 努力は人一倍」 と評価も高い。 春からは、 東京の美容室で働くことが決まっている。 目標は東京で美容室を持つこと。 「ネイルサービスができるサロンもいいかも」 と夢は膨らみ 「全国大会では、 全体的にきれいに仕上げることを目標に、 近畿の代表として賞を取れるよう頑張りたい」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif