2011年08月25日

00.社会/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

被災地の漁業復興へ 船載せたトラック出発

被災地の漁業復興へ 船載せたトラック出発

船を乗せて出発したトラック

東日本大震災被災地の漁業を支援するため放置艇などの船を提供しようと、 県と(株)マリンルームオオタ (和歌山市築港、 太田豊隆社長) は24日、 トラックに船などを積んで岩手県、 宮城県へ出発した。

県内で撤去した放置艇を被災地へ届けようと、 同社が県に提案した。 漁協などにも協力を呼び掛け、 船9隻 (うち放置艇6隻)、 船外機9基、 船外機部品6組が集まり、 同社が使える状態に整備。県トラック協会 (龍田潤三会長) の協力で搬送することになった。

この日、 和歌山下津港で出発式が行われた。 龍田会長は 「復興に協力できることを誇りに思う。 今こそ国民の底力を発揮する時。 安全に努めて運びたい」、 県港湾空港振興課課長の瀧谷年克さんは 「協力してくれた人々の心を被災地に運んでもらいたい」とあいさつ。 「がんばろう東北」 というシールが貼られたトラック6台は、 さっそうと被災地へ向けて出発した。

提供先は、 岩手県宮古市の 「リアスハーバー宮古」、 大船渡市の 「大船渡市漁協」、 宮城県気仙沼市の 「宮城県漁協気仙沼総合支所」 で、漁業やマリンスポーツに活用される予定。





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