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境内につられた灯籠を眺める参拝者 |
藤の寺として名高い橋本市菖蒲谷の子安地蔵寺(島田弘恭住職)で24日、 灯籠祭りが行われ、 先祖供養や子授祈願、 家内安全などの願いが込められた明かり約200灯が境内を幻想的に照らした。
地蔵盆に合わせて行われるこの祭りは、 ろうそくの明かりを境内にともして、 本堂で島田住職が参拝者の願いを読経で祈る。 灯籠は高さ約30センチ、 縦横8センチの角柱型で、 下部にろうそくを立てる燭台があり、 周囲を囲った和紙には、 依頼人の名前の他、 願い事が書かれている。
同寺の地蔵盆灯籠奉納の行事は、 戦後しばらく途絶えていたが、 20年ほど前、 島田義弘・前住職が復活させた。
同市内から毎年家族で訪れている尾上利香さん (51) は 「地域の人たちが心を込めて準備しています。 この、 願いがこもったろうそくの明かりは、 そうした人たちの力もあり、 すごく心が癒やされます」 と揺らめくともしびを見つめていた。
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