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模擬面接に臨む学生 |
和歌山大学観光学部の学生らでつくるWTS交流会(北川原良雄代表)は、 月に1度、 勉強会を開き、 社会に出る前にさまざまな能力を実践を通して学んでいる。 学生の社会人力や常識力、 品格を身に付けようと、 平成21年から開いているもの。 医師や会社の経営者など、 毎回多彩な講師を迎えている。
24日には、 和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で、 マナー講師の冨士原倫子さん(55)を招き、 学生9人が参加。 あいさつやお辞儀などの基本的なマナーや、 就職活動への心構えを学んだ。
冨士原さんは 「自己PRは今までの自分、 志望動機はこれからの自分」 とし、 この2つをきちんと分析しておけば、 面接でのどんな質問にも対応できると話した。
面接官の質問に対する回答については 「最後は、 プラスの言葉で終わることが重要」 と力説。 たとえマイナスな内容でも、 その後に前向きな言葉を付け加えると印象がアップすることなど、 すぐに取り入れられるテクニックを伝授した。
また、 学生たちは模擬面接にも挑戦。 本番さながらの面接に、 とまどいながらも誠実に答えていた。 冨士原さんは 「何を話そうかまとめていないまま話していることが注意点」 などとアドバイスした他、「笑顔や前向きな回答が良かった」 「人柄が伝わり、 好感が持てた」 などと評価。「頭の中で考えていても、 言葉にするのは難しい」と、日頃から文章にして整理することや周りの人に話すことの重要性を話した。
3回生の三桝貴史さん(25)は 「面接は甘いものでなく、 意識を高く持たないといけないと痛感しました」と話し、的場朱里さん(21)は「日々の生活が反映されることを実感。 普段から 『なぜ』 と考えることを大切に、 自分の軸を見付けていきたい」 と話していた。
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