2011年08月28日

00.社会

市民図書館で「グリム童話の世界展」スタート

市民図書館で「グリム童話の世界展」スタート

27日に始まったグリム童話の世界展

和歌山市民図書館(同市湊本町)の開館30周年を記念した 「グリム童話の世界展」 が27日、 同館3階ステンドグラス前で始まった。 グリム兄弟の生い立ちを紹介したり、 グリム童話の舞台となったドイツの風景写真のパネル56点、 絵本70点などを展示している。 9月18日まで。

小澤昔ばなし研究所(神奈川県)から資料の提供を受けて開催。 グリム童話は、 ヤーコブ、 ヴィルヘルムのグリム兄弟が、 ドイツ国内で口伝えで受け継がれていた昔話を文書化。 「白雪姫」 や 「灰かぶり」 (シンデレラ)、 「ブレーメンの音楽隊」 など約200話あるとされている。 ことしは出版から199年が経過し、 来年200周年を迎える。

展示は、 ドイツの風景写真▽挿絵画家オットー=ウベローデの挿絵▽グリム兄弟の生い立ち紹介▽絵本展示▽初版本などの資料などがある。 映画 「塔の上のラプンツェル」 のモデルになった建物や、 「ヘンゼルとグレーテル」 に登場するパン焼き釜など、 グリム童話の世界観を写真で楽しめる。

絵本は、 同じ作品でも画家によって雰囲気が異なるといい、 「見比べて楽しんでもらえたら」 (同館)。 展示しているものと同じ本は借りることができる。 また、 児童にも楽しんでもらえるように、 グリム童話に関するクイズを用意した。 期間中の週末には 「語りの会」 が開かれる。

同館は 「森の雰囲気は日本と違い平たんで、 グリムの世界そのもの。 展示を通してグリムの世界を知ってもらえたら」 と話している。

詳しい問い合わせなどは、 同館(TEL073・432・0010)。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif