2011年08月29日

03.スポーツ

県勢14人が金メダル 全日本マスターズ陸上

県勢14人が金メダル 全日本マスターズ陸上

はつらつと水濠を越えるベテラン選手(男子二千メートル障害)

第32回全日本マスターズ陸上競技選手権大会が、 26日から28日まで和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で開かれ、 100歳の宮崎秀吉さん(京都)を最高齢に約1500人が参加。 世界新3、 日本新26の記録が生まれた。 マスターズ陸上発祥の地 「和歌山」 では22年ぶり3回目となり、 地元勢も奮起、 県選手女子最高齢の福島妙子さん(81)=和歌山市=をはじめ14人が金メダルを獲得した。 競技だけでなく、 東日本大震災で被災した地域の選手たちとの再会を喜ぶシーンも多く、 友情の絆をさらに深める大会となった。

大会前日の開会式では仁坂吉伸知事が、 交流会では和歌山市の大橋建一市長がともに歓迎の言葉を述べ、 楽しく思い出に残る大会に期待込めた。 日本マスターズ陸上連合の鴻池清司会長は、 長寿化社会の中で、 競技会だけでなく医科学シンポジウムやウオーキングを設けた今回のイベントを通して、 生涯スポーツの新たなスタイルを提案しながら感動と夢を和歌山から発信できることを願った。

競技は男子35歳、 女子30歳以上のマスターズだけでなく、 セミマスターズ(男子25~34歳、 女子20~29歳)を含め5歳間隔のクラス別で行われ、 最優秀選手賞には女子W75の三千メートルで14分5秒77の世界新記録、 千五百メートルで6分37秒05、 八百メートルで3分25秒27と2つの日本新も達成した東京マスターズの中野陽子さんが輝いた。

県勢では男子M65の松本一廣さん(和歌山市)、 女子W55の加藤恵子さん(すさみ町)、 同W80の福島妙子さんがそれぞれ2種目を制した。 男女各優勝者は次の皆さん。

【男子】《M35》ハンマー投=井上直樹41メートル69《M40》千五百メートル=平林直樹4分18秒69《M65》砲丸投=松本一廣12メートル08▽円盤投=松本一廣40メートル72《M70》三百メートルH=鴻池清司54秒08《M80》三千メートル=中川尚司15分18秒56

【女子】《W45》三千メートル=小出裕子12分0秒30▽走高跳=小田多栄子91センチ▽ハンマー投=松本朋子23メートル16《W50》砲丸投=大倉美邦9メートル82▽ハンマー投=貴志栄子29メートル46《W55》走幅跳=加藤恵子3メートル95▽やり投=加藤恵子28メートル26《W65》ハンマー投=畠中信子17メートル08《W75》走幅跳=安東八重子2メートル48《W80》円盤投=福島妙子11メートル14▽ハンマー投=福島妙子9メートル03





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