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闇に揺らめく灯籠 |
す 「和歌の浦精霊流し会(しょうりょうながしえ)」が27日夜、 和歌山市和歌浦中の妹背山で開かれた。 ことしは、東日本大震災犠牲者の慰霊と復興の願いを込めた灯籠も用意され、 潮が満ちた片男波干潟に約300基の灯籠の光が揺らめいた。
紀州初代藩主・徳川頼宣が約360年前に整備した祈りの地、 妹背山の復興活動を行っている妹背山護持顕彰会が主催した通算10回目の催し。 故人の名前とお経が読み上げられる中、 観海閣前から1基ずつ灯籠が浮かべられると、 訪れた人らはそっと手を合わせていた。
昨年亡くなった祖父をしのび、 初めて参加したという近大付属中学校3年生の阪井紀乃さん(14)は、 「きれい。 こういう催しは続けてほしい」 と見つめていた。
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