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防災頭巾をかぶって避難する園児たち |
和歌山市は28日、同市有本の紀の川左岸河川敷「せせらぎ運動公園」で第46回市総合防災訓練を行い、36団体、約1200人が参加した。大雨などでおととし、昨年と中止だったため3年ぶりの実施。午前9時ごろ、紀伊半島沖を震源とするマグニチュード8・6の地震が発生し、市内では震度6弱を観測、家屋などが倒壊したと想定した。
ことし初めて、津波の被害を想定し、高台への避難訓練を取り入れた。西和佐地区防災会や、市内の園児たち約300人は、地震発生を知らせる「緊急地震速報」を聞き、高台に見立てた高さ約10メートルの堤防を目指した。防災頭巾をかぶった園児は、しっかりと手をつないで静かに避難していた。
みちる保育園(同市毛見)の池永善弘副園長(56)は、「毎月避難訓練をしているが、他の幼稚園や保育園と一緒にすることで緊張感が出る。子どもたちの意識も高まるのでは」と話していた。
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