2011年08月31日

00.社会

向陽高が初出場 「WRO Japan」全国大会

向陽高が初出場 「WRO Japan」全国大会

全国大会に挑む増田君、田中君、拝生君(左から)

7月末に京都で開かれた自律型ロボットのコンテスト 「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード) Japan2011」 (NPO法人WRO Japan主催) 関西大会で、 見事1位通過を果たした県立向陽高校物理部の1年生3人が、 国際大会出場を懸けた全国大会 (18日、 東京) に初出場する。 3人は 「世界に行きたい。 目指すは優勝」 と意気込んでいる。

全国大会に挑むのは、リーダーの田中颯樹君(16)、ロボット作成担当の増田恵也君(同)、プログラム担当の拝生拓君(同)。チーム名は「Create」(クリエイト)。

科学への関心を高めてもらおうと国際大会は平成16年から開かれ、ことしで8回目。各国代表の子どもたちが集まり、プログラムなどの技術を競い合う。大会では、ロボットが色の違う8つのブロックを回収し、そのブロックを決められた場所に運ぶ正確さ、速さを競う。

3人のロボットは正確さを重視したプログラムが特徴。ロボット本体の開口部を広げ、ブロックを取りこぼさないよう工夫している。全国大会では、パーツをその場で組み立てることが必要になったり、ルールが追加されたりするため、関西大会よりも難易度が上がるという。

3人は追加ルールで「ブロックの大きさをバラバラにされる可能性がある」と見て、ブロックの大きさを測るプログラムを組み込むなど、策を練った。また、スピードを上げるため、これまでのようにブロックを運ぶのではなく、ハンマーでたたき飛ばして移動させるプログラムを組み込むなど、工夫を重ねている。

中学校から仲の良かった3人は、自分たちの力を試そうと初挑戦。関西大会では「まさかの優勝だった」と驚きつつも、「当日まで追い上げて全国でも優勝できるロボットを作っていきたい」と意欲に燃えている。





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