2011年09月02日

00.社会

桐蔭中 日本代表で水ロケット世界大会へ

桐蔭中 水ロケット世界大会

世界大会に向けて意気込む北村君、 藤木教諭、 鶴田君 (左から)

世界の学生が水ロケットの打ち上げ技術を競う 「APRSAF―18水ロケット大会」 (12月3~4日、 シンガポール) に、 県立桐蔭中学校 (和歌山市吹上、 勝丸健司校長) 2年生の北村健浩君 (13)、 鶴田曙也君 (14)、 藤木郁久教諭 (41) のチーム 「チームスペース桐蔭」 が日本代表として出場する。 3人は 「世界一目指して頑張ります」 と意気込んでいる。

同大会はJAXA宇宙教育センター、 シンガポール宇宙技術協会 (SSTA) などが共催。 水ロケットに取り組むアジア太平洋地域の学生が集い、 技術を競い合いながら友情を深める。 昨年は南米を含む14カ国から33人が参加した。

先月、 神奈川県で日本代表を決める実技審査と面接が行われ、 書類選考を通過した6チームが参加。 実技審査は水ロケットを発射し、 50メートル先の目標のどれだけ近くに着地させられるかを競った。

他のチームのロケットがなかなか飛ばない中、 初参加の3人は 「自分たちのロケットはちゃんと飛ぶのか」 と不安な気持ちもあったというが、 6チーム中、 最も目標に近い47・8メートルという記録を打ち出し、 世界への切符をつかんだ。

3人は大会直前まで、 発射する角度や圧力、 水の量を調整して何度も水ロケットを飛ばし、 目標の半径2メートル以内に着地できるよう、 ひらすらデータを採取。 さらにフィン (羽) に少し角度をつけ、 回転しながらまっすぐ飛ぶように工夫していたという。

シンガポールでの大会に向けて北村君は 「落ちた人の分も頑張りたい」、 鶴田君は 「勝負だけでなく、 世界の水ロケットの違いを見てみたい」 と笑顔。 藤木教諭は 「世界で経験を積み、 学んでほしい」 と期待を寄せている。





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