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顧問の花井貴弘教諭と相談する生徒会役員ら |
戦争の恐ろしさ、 みんなに伝えたい。 和歌山市西庄の県立和歌山西高校 (樫葉直校長) 生徒会は、 秋の文化祭で写真展 「ミニミニ原爆展」 を開こうと計画を進めている。 展示会は、 長崎市の田上富久市長が被ばくの惨状を知ってもらおうと、 世界中に開催を呼び掛けているもの。 3年生で生徒会長の惣木麻華さん (17) は 「関係のない人が巻き込まれる戦争の恐ろしさを考えるきっかけにしてほしい」 と話している。
同市は原爆の概要や写真20点をホームページで一般公開しており、 より多くの人に伝えてもらおうと民間団体、 NGO、 個人などにそれらの資料を使った小さな原爆展示会の開催を呼び掛けている。
生徒たちは先月9日に同市で開かれた長崎平和祈念式典に参加。 田上市長が 「あなたの街でも被ばくの写真パネルを展示してください」 と呼び掛けたことを受けて、 惣木さんは 「自分たちにもできそう」 と一緒に参加していた生徒らに提案した。
提案を受けた田中彩未さん (同) は 「やってみたいと声を上げてすごいな」、 佐々木拓馬君(同)は 「考えるだけじゃなく、 行動するのがすごい」 と賛同し、「大勢の生徒の目に付く文化祭でやろう」 と話が本格化した。
今月5日には生徒会で話し合い、 展示の内容を決めた。 生徒らは 「空き教室を利用する」 「図書館で戦争の本と一緒に置いてもらう」 などと意見を出し合った。 生徒会役員らは 「戦争の悲惨さをみんなに知ってもらえれば」 と、 着々と準備を進めている。
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