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全国3位に輝き、 国体優勝を狙う奥井君 |
先月堺市金岡公園体育館で開かれた第27回全国高校生グレコローマンスタイルレスリング選手権大会74キロ級で、 県立和歌山工業高校(和歌山市西浜)レスリング部の奥井眞生君(16)が3位に輝いた。 奥井君は次の目標を 「山口国体優勝」 ときっぱり。 成長著しい1年生の活躍に期待が膨らむ。
1年生の若武者が全国の舞台でその名をとどろかせた。 同部の山路明監督(56)は 「まだまだ成長する。 これからが楽しみな選手」 と太鼓判を押している。
奥井君はことし5月の県インターハイ予選で優勝し、 全国切符を獲得。 全国大会の1カ月前にグレコローマンスタイルの練習を始めた。
大会では予備戦を勝ち上がり、 決勝トーナメントに進出。 ここでも全国の強者を次々と下し、 準決勝まで駒を進めた。 対戦相手は、 昨年の国体で5位に入賞した香川県の選手。 ここまで無失点だった奥井君は、 相手の高度なテクニックに対応できず初ポイントを許すと、 リズムを狂わせ1―3で敗れた。
だが、 敗者復活3位決定戦は、 ことしのインターハイ3位の三重県の選手を3―0で圧倒し、 3位を勝ち取った。
大会後は国体に照準を定め、 苦手な守備や筋力アップに力を注いでいる。 月初めには三重で合宿も行い、 レベルアップを図った。
奥井君は 「合宿を終えて自分の成長に手応えを感じている。 山口国体でリベンジしたい」 と意気込んでいる。
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