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力強いスパイクを打つ麻生津・小垣選手 |
第11回オレンジカップ小学生バレーボール大会(岩城俊規会長)が10、 11の両日、 紀の川市の打田体育館を主会場に開かれ、 2日間にわたる大会を地元の麻生津が制し、 完全優勝を飾った。 県内の女子チームが那賀地方に集い、 初日、 2日目と2つの大会が行われ、 初日の決勝では麻生津が力強いプレーでSTARS(海南海草)を振り切った。 大接戦となった2日目の決勝は南部(日高)に第1セットを先取されながらも、 麻生津が粘り強い全員バレーで逆転。 本格的な秋のシーズンを前にパワフルなゲームが新たな感動を呼んだ。 しんぽう写真館はこちらから
大会の参加は2日連続もあれば、 1日だけというチームもあり、 今回は両日ともに35チームによる予選リーグ、 順位別トーナメントで白熱したゲームを繰り広げた。
◇1日目決勝
麻生津2(21―12、21―16)0STARS
初日の決勝は麻生津とSTARSが対戦。 開始早々、 STARSが後和の連続サービスエースなどで3点を連取したが、 麻生津も小垣のパスアタックで反撃。 同点から徐々にリードを広げた麻生津は野崎のサービスエースなどで6点差とし、 なおも小垣の緩急をつけた攻撃でSTARSを圧倒した。
第2セットはSTARSもセッター瀧本と息のあった北東の速攻で挽回を狙ったが、 麻生津も則村のスパイク、 菅原の効果的なサーブで得点を重ね、 2セットを連取した。
◇2日目決勝
麻生津2(21―23、24―22、15―8)1南部
2日目の決勝は、 麻生津にとって厳しい状況でのゲームとなった。 決勝トーナメントの1回戦がリーグ戦となり1試合多くなったのに加え、 準決勝の貴志川戦がフルセットになるなど、 ほぼ6人で連戦を戦ってきた選手たちの体力面の低下が心配される中で、 強豪南部と激突した。
エース小垣の力強いスパイクでリードを奪いたい麻生津に対し、 南部もサーブを有効に使い麻生津の守りを崩した。 終盤までもつれるシーソゲームとなったが、 麻生津に攻撃ミスが出て21―23で第1セットを失った。
第2セットも同様の接戦となったが、 ピンチにも笑顔を絶やさない麻生津メンバーのパワーが一つになったように、 小垣の強打が南部のコートに次々とさく裂、 23―22でつかんだセットポイントでは、 セッター野崎がスパイクを決め、 フルセットに持ち込んだ。
最終セットは序盤から麻生津がリズムをつかみ、 則村や嵯峨のサーブ、 磯辺のレシーブもさえ着実に得点を重ねた。 14―8で迎えたマッチポイントでも野崎が鮮やかにサービスエースを決め、 2日連続の優勝を達成した。
麻生津の小垣監督は 「選手たちがよく頑張ってくれた。 楽しんで思いっきりプレーしようと試合に臨んだのがいい結果につながった」と喜びをかみしめ、 小垣主将は 「新人戦以来勝ててなかった南部に勝ててよかった。 2日間の優勝はとってもうれしい」 と笑みがこぼれた。
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