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受賞した皆さん |
和歌山を日本で一番自殺の少ない県にしようと、 「世界自殺予防デー」 の10日、 「いのちたいせつキャンペーンイベント」 (同実行委主催、 本紙など後援) が和歌山市西高松の県立図書館内メディア・アート・ホールで開かれた。 イベントでは、 命の大切さを訴えるメッセージの表彰式が行われ、 最優秀賞に楠見中学校3年生の中辻海里さん(15)ら3人が選ばれた。 応募総数は小中高校、 大学、 一般合わせて602作品だった。
式では、 一人ひとりの作品が読み上げられ、 来場者の中には 「生まれたことに感謝したい」 「自分の命も他人の命も大切」 などの心温まるメッセージに目を潤ませる人もいた。
講評で審査委員長の源中徹さんは 「低学年の児童が真正面から命の尊さを訴えるのが印象的だった」 と述べた。 中辻さんは 「自殺はしたいと思っている瞬間が一番つらい。 その人に直面したら助けてあげたい」 と話していた。 この日は表彰式の他、 がんを克服して命の大切さを伝える活動をしている俳優・小西博之さんの講演や、 歌手・古家学さんによる 「いのちのうた」 コンサート、 自殺予防を考えるパネルディスカッションもあった。
最優秀賞とその他の受賞者は次の皆さん。
最優秀賞=中辻海里(楠見中)、 山野井愛友(小倉小)、 竹石千春(本町小)▽県青少年育成協会賞=笹谷尚生(砂山小)▽社会福祉法人和歌山いのちの電話協会賞=岡田恵莉(東中)▽きのくに福祉支援機構賞=松田莉花子(川永小)▽NTT西日本和歌山支店賞=南方瑠星(浜宮小)▽エフエム和歌山賞=柴原ゆかり(介護士)▽和歌山シャンソン協会賞=木野湧介(安原小)▽ワム21きのくにTV賞=土井みのり(西和中)▽桜園シルバー賞=山下まゆ(砂山小)▽P・A・G総合保険賞=湯浅晴(四箇郷小)▽宮脇書店賞=小谷まりあ(貴志小)▽フットサルフジフィールド賞=八十川将吾(中之島小)▽榎本・田中法律事務所賞=中西夏葵(河西中)
しんだら、 だめだよ。 おいしいごはんもたべられないよ。 たのしいところにもいけないよ。 ともだちともあそべないよ。 しんだら、 みんな、なくよ。 (竹石千春)
「元気を出して」 「がんばって」 なんて言わないよ。 だってあなたはがんばっていると思うから。 今あなたがそこにいる事が、 あなたのがんばりであって、 努力だと思うから。 (中辻海里)
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