2011年09月14日

00.社会

虹色ポッケ応援してよ 加太出身者と元モデルの女性コンビ

虹色ポッケ

正反対なコンビの小嶋さん左と仲村さん

この春、 吉本興業(株)のNSC女性タレントコース6期を卒業した和歌山市加太出身の小嶋佐紀さん(19)が、 漫才コンビ 「虹色ポッケ」 として同社所属のタレントを目指している。 相方でボケ担当の元グラビアモデル、 大阪市西成区の仲村智美さん(20)は同期生。 10月には、 (株)和歌山リビング新聞社主催のイベント 「リビングフェスタ2011」 で初の司会を務めるなど、 活動の場を広げている。

幼い頃から同社所属タレントのなるみさんに憧れていた小嶋さんは中学生の時、 両親に 「NSCに入りたい」 と懇願。 両親から高校は卒業するようにと言われたため、 県立星林高校 (同市西浜) を卒業してNSCに入学した。 授業には1時間前から顔を出し、 講師アシスタントの手伝いをするなど 「すごく真面目な生徒でした」。

一方の仲村さんは、 子どもの頃から劇団に所属、 グラビアモデルを経験するなどし 「芸能界で生き残るには司会業やな。 話術を学ばんと」 とNSCを志した。 自宅から教習所まで電車でわずか6分でありながら、 授業はさぼりがちだったという。そんな仲村さんを見ていた小嶋さんは、「たまに来て、 吉本からイベント出演の声が掛かったりするから 『おいしいとこどりやな』 って、 いいイメージはなかった」 と振り返る。

2人は一年間の授業を終え、 同社所属タレントを選考する 「卒業オーディション」 に挑んだが通過することができなかった。

3月、 小嶋さんは 「コンビを組んで顔を売るきっかけをつくらな」 と、 経験豊富で自分とは見た目も価値観も正反対な仲村さんとのコンビ結成をもくろみ、 携帯電話のメールで 「一緒に漫才やらへん」 と決死のラブコール。 「告白するみたいに緊張しました」。 数日後、 仲村さんからOKの返事があり、 胸をなで下ろしたという。

仲村さんは 「オーディションに落ちて悔しかったから、 『やったろう』 という気持ちはあったんやけど、 ちょっと考える時間も必要でした」 と打ち明ける。

現在、 2人は同コース7期生の講師アシスタントをする傍ら、 各種イベントにも出演。 NSC卒業後3年以内なら出ることができるイベント「NSC道場」では、 格付けで不名誉なワースト組に入ってしまったことも。 8月には小嶋さんの地元、 加太の海水浴場のイベントで漫才を披露。 仲村さんがセクシーな容姿を武器に、 彼氏を振り回すボケ役に徹し、 小嶋さんがテンポ良く突っ込み、 来場した子どもたちの笑いを誘った。

2人は、「いずれ、冠番組を持てるようになりたい。 その前に、『NSC道場』で上位に入って、 吉本所属のタレントにならなあかんけど」。 虹色の夢に向かって、 一歩ずつ前進している。





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