2011年09月28日

00.社会

貴志中19年ぶり全国へ 合唱コンクール

19年ぶりに全国切符を手にした貴志中合唱部

19年ぶりに全国切符を手にした貴志中合唱部

23日に京都で開かれた 「第66回関西合唱コンクール」 (関西合唱連盟など主催) の中学校部門・同声の部で、 和歌山市梅原の市立貴志中学校合唱部 (長尾未菜部長) が金賞に輝き、 来月末に東京で開かれる全国大会への切符を手にした。 同校の全国出場は19年ぶり2回目。 3年生の長尾部長 (15) は 「一生の思い出に残るような最高の演奏にしたい」 と意気込んでいる。

部員は37人。 コンクールにはしっとりとした曲調の 「おんがく」、 民謡 「会津磐梯山 (あいづばんだいさん)」 の2曲で挑戦した。 4つのパートが同時に歌う箇所や、 14部に分かれるパートがあるなど難しい選曲だったため、 美しいハーモニーをつくるのに苦労したという。
中学校部門・同声の部には16校が出場。 結果発表では常連校がずらりと並ぶ中、 部員らには自信と不安が交差した。 学校名を呼ばれた瞬間は、「夢みたい」と部員同士で頬をつねり合い、喜びを分かち合った。

部員たちは夏休み中、 顧問の久保真紀教諭にアメとムチの 「スパルタ指導を受けてきた」 と振り返る。 久保教諭は 「賞にこだわらず、 自分たちらしい音楽で最高の演奏を」 と励まし、 部員たちにとっても支えになったといい、 コンクールではリラックスして歌えたようだ。1、2年生の部員が「先輩と一緒に全国へ行きたい」と思いを託したミサンガや手紙を先輩に贈ったりするなど、普段から仲の良い部員ら。 歌声と共に、心と心の絆が深まった部員らは本番で本領を発揮し、「音も一発で合わせることができた」 と語った。 全国大会に向けて部員らは、 一人ひとりの能力を伸ばしていくことを課題に、 「さらに上を目指していく」 と張り切っている。





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