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2011年10月20日

00.社会

祗園南海の書画一堂に 22日から市立博物館

祗園南海

祗園南海《七絶詩書》芳洲会蔵

日本の文人画の先駆者、祗園南海(1676~1751年)の作品を一堂に展示する秋季特別展 「祗園南海とその時代」 が22日から、 和歌山市湊本町の市立博物館で始まる。 南海の特別展は県内では県立博物館で開かれて以来25年ぶりで、 市立博物館では初めて。 重要文化財や初公開作品、 関係資料を含む約100点を展示する。 寺西貞弘館長は 「和歌山が生んだ最大の芸術家です。 現時点での彼の作品を総覧できると思う」 と話している。 11月27日まで。

同館によると、 祗園南海は紀州藩医の家に生まれ、 儒学者の木下順庵に師事。 「木門十哲」 の一人に数えられるほど飛び抜けて優秀だったという。 藩の儒官(儒学を教える役目)として仕え、 詩文の才能とともに、 日本文人画の始祖とされ、 数多くの書画を残している。

特別展では国の重要文化財に指定されている書や、 南海が中国文人世界に憧れ、 学習した跡がうかがえる絵を展示。 また、 個人蔵の 「墨梅図」 「春景山水図」 などは初出展。 珍しい花鳥図 「梅花黄鳥図」、書の代表作 「詩書屏風」 なども展示する。

期間中の10月23日は、 海陽中等教育学校教諭の杉下元明さんが 「もし祗園南海が昭和51年生まれだったら」、11月13日は、 同館学芸員の近藤壮さんが 「祗園南海の芸術世界」 をテーマに講演する。 午後1時半から。

寺西館長は 「南海は、 儒学の先輩に当たる朝鮮通信使と詩文の唱和で互角に渡り合った。 アジア一級の学者と言っても過言ではない。 全国的には有名でも悲しいかな、 県内ではあまり知られていない。 ぜひその作品を見てほしい」 と話している。 午前9時から午後5時(入館は4時半)まで。 月曜と11月4日、 24日は休館。 問い合わせは同館(TEL073・423・0003)へ。
※祗は正しくは、しめすへん(示)に氏





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